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父の日に想う

もう2年前になるのですが「親卒業の記念写真を撮って欲しい」とご依頼いただきました。ご依頼主は、私が長年お世話になったコミュニティFMの代表。家族ぐるみで交流をさせていただいていただけに、これはしっかりと残したいと思い、コロナ禍真っ只中、東京へ行き1日密着させてもらいました。

奥様をガンで亡くされ、まだお子さんが小さい時に父子家庭に。会社も大変な時だっただけに、憔悴していた姿が目にこびりついています。奥様はとてもユーモアのある方で明るく、闘病されていることも気が付かなかったぐらいでした。当時、息子さんはまだ小学生。保育園児だった我が家の息子とよく遊んでもらったし、お下がりの服などもいただいてました。自分も母業をやってるだけに、小さなお子さんを残していくのはどれだけ辛かっただろうかと、お葬式では涙が止まリませんでした。息子くんになんと声をかけていいのかもわからず、胸の中がいっぱいになって帰ってきたのを覚えています。

そんな彼も大学生!!!お父さんとお母さんの面影をいっぱい含んで、旅立とうとしています。もーーー感無量でした。父子家庭生活を経て、代表はめちゃくちゃ料理上手に。手料理もいただき、その様子も全て写真に納めさせていただきました。嬉しいことに、そのアルバムを両家のご両親に渡してくださったとのこと。

写真に写るのは2人の生活ですが、その端々には奥様の姿が見えるようでした。日常写真の撮影を通して、代表が背負ってきたものが少しでも昇華され、次の一歩を軽やかに進めて欲しいなと思っています。

いつもの風景を撮影する「家族ドキュメンタリー」それが出張!日常撮影。

出張撮影  33,000円(税込)

撮影(所要時間2時間、撮影cut100〜、全データ納品)

アルバムや額装のご用意もあります。

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